奄美ブルワリー
奄美大島でのクラフトビール醸造所(ブルワリー)の開業を目指しています。
これまで、醸造所(工場)部分の工事や併設する飲食、土産品店部分は出来上がっており、飲食、土産品店は営業をスタートしています。
醸造所はまだですが、コロナ禍残る中、厳しいながらも、頑張っております。
クラフトビール醸造についてネットにあまり情報が無い中、開業までの道のりをシェアすることで自分にとっては備忘録、
これからスタートする方へ少しでも何か伝えられればと考え、ブログを書いています。
また、少しでも開業後に私どものクラフトビールの売上につながればとも思います。
思いのほか、多くの方が見ていただいているので、正直、驚いています。
ありがとうございます。
開業できたら、ぜひ、奄美にお越しください。
クラフトビール飲んでいってください。
計画の遅れ
クラフトビールの醸造所の開業を目指してから、やがて2年になります。
これまで、様々な調査研究を行なってきたつもりですが、
これが、
なかなか、うまいこと、行かないものです。
もちろん、私たちの知識は限られるため、コンサルに入ってもらい、
醸造設備の選定から発注、醸造の研修、醸造免許の申請などの手助けをしていただいています。
今日は2020年4月30日
醸造設備の導入の完了予定は2022年1月。
3か月オーバーしてしまいました。
金融機関に対する事業計画書は遅れることを想定して、2022年3月としていましたが、
これも1か月オーバー
問題は、今この時点でも導入の目途が立っていないということ。
醸造免許申請状況
醸造免許は2021年12月末に申請、
4か月
税務署とのやり取りは、ほぼ、完了。
あれだけ、のらりくらり、やり取りしていた税務署からも「設備はいつですか?」「設備はまだですか?」と言われるありさま。
税務署の担当者も異動転勤があるので、●●までにどうにかできないか?、、、と
異動して新しい担当者になったら、どうなるのか?
信頼をゼロから築き上げていかないといけない、、、
当然、社員からもお客様からも「設備はいつごろになりますか?」
醸造設備の遅れの理由
当然、限られた資源
ここではお金になりますが、
限られた予算の中で設備は検討されていきます。
また、地域の特色(世界自然遺産登録地)で私たちは電気を熱源としたブリューハウス(醸造設備)にこだわっていました。
そうなると、メーカーは限られます。
コンサルを通して、直接、某メーカーから導入という手もありましたが、
これまでのやり取りや日本的な恩義などから、
米国で日本人がやっているブローカーを通して、導入することに
業界を知っている方はすぐにわかると思うが、、
この業者選択が判断ミス。失敗。
2021年11月には一部のお金を入金
半導体不足による遅延、コロナ禍による港湾機能不全などなど、
身近では、建築材料の高騰や給湯器が入らないとか、遅れているというのはよく聞きます。
遅れるのは理解します。
ありうる話です。
遅れても入っている。
当初は
いくら何でも、、、
と、待ち続ける。
危機管理
日本的な恩義などというのは、米国人に理解してもらうつもりはないが、
日本人も外国へ行くと、そんなものは関係なくなるものなのか、
遅れるのはいい、
問題は、進捗状況の報告連絡がないこと。
当たり前のことが当たり前にできない。
メールに返信が無いのです。
ビジネスでは悪い時こそ、ネガティブな内容こそ、連絡を密にして、その状況を共有する
ということを言われてきた私には到底理解できない対応。
返信が無い、進捗状況の共有が無いのです。
その間、代替案を展開できるわけもなく、、
今に至っています。
設備を導入するには、何をいつまでには当然のことながら、問題が起こった場合の対処などをしっかりと契約書で取り交わす。
想定されることを洗い出す。
多分、私どもの場合は、
事前に代替案を検討しておき、期限:夏商戦に間に合わせるとすれば、2月中に目途が立たない段階で代替案を進める。
代替案を進める場合は納期(ここでは4か月)から遡って計画するのでしょうか。
遅くても6月には設備設置を完了させる。それには、●ヶ月前の代替案の変更が必要。
代替が可能な(いつまでに納品できないとキャンセルできる)内容の契約。
本来なら、コンサルの役割かもしれないが、
しっかりと計画を立てて、ありとあらゆるトラブルを想定していく。
結果として、自分の落ち度であるわけですが、
もう、待ったなし、どうなることやら、
また、その後をシェアいたします。
ところで
今は、ロシアの侵攻の長期化など、コロナ以外の要素が様々な分野に影響を落とし始めています。
この侵攻はプーチン大統領が暗殺でもされない限り、続くと考えるのが通常。
そうなると長期戦。
世界的な恐慌の始まりという経済学者もいます。
ビールの原料も高騰してくるでしょう。
円安でもあります。
電気代もガス代も上がるでしょう。
クラフトビール業界のみならず、経済はどうなるのでしょう。
様々な危機を想定をしていかなければなりませんが、このような有事は経験が無いため、難しいものになりますね。
頑張っていきましょう!!